発光ダイオード?
蓄光塗料?
投影?
いえ、ヒカリゴケです。
その名が示すように、暗所においてはエメラルド色に光る不思議なコケ。
ヒカリゴケは自力で発光しているのではなく効率的に光合成を行うため、
レンズ状細胞が洞窟など暗所に入ってくる僅かな光を取り込み反射。
レンズ状細胞には葉緑体が多量にあるため反射光はエメラルド色になるらしい。
輝いて見えるのは、球状で反射光が集光になるからですね。
生育環境の変化に敏感で、僅かな環境変化でも枯死してしまうようで
大気汚染、乾燥化などの影響を大きく受けて、減少し続けていると言われています。
日本での採取は規制されているほか、国や地方自治体により天然記念物に指定。
偶然見つけても、そっと眺めるだけにしておきましょう。
ホタルやヤコウタケ、モルフォ蝶…
自然界にはまだまだ興味深い光がありそうです。
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